フトアゴヒゲトカゲのケージ環境を完全解説！必要な設備や配置のポイントご紹介 - フトアゴヒゲトカゲと暮らす日々：初心者のための完全飼育マニュアル

フトアゴヒゲトカゲは、かわいらしい姿と人懐っこい性格で、多くの初心者に愛される人気の爬虫類です。

しかし、健康に長生きしてもらうには、適切な環境を整えてあげることが必要不可欠です。

この記事では、初めてフトアゴヒゲトカゲを飼育する方向けに、絶対に欠かせない10のアイテムを詳しく解説します。

これらのアイテムは、初心者の方でも迷わず選べるように厳選しています。フトアゴヒゲトカゲが快適に過ごせる環境を作り、健康で幸せな生活を送るために、ぜひ参考にしてください！

1.ケージ：住み心地を左右する最重要アイテム

フトアゴヒゲトカゲを健康に飼育するためには、適切なサイズと素材のケージを選ぶことが大切です。

フトアゴヒゲトカゲは、成長すると体長が50cmほどになります。そのため、最低でも90cm×45cm×45cmのケージを用意する必要があります。

広いケージは、フトアゴヒゲトカゲのストレスを軽減し、運動不足を防ぐことにもつながります。

素材については、掃除のしやすさや見た目を重視する場合は、ガラス製やアクリル製のケージがおすすめです。

一方で、木製ケージは湿度管理が難しいため、初心者の方にはあまり向いていません。

以下の表では、初心者に特におすすめのケージを3つ紹介しています。それぞれの特徴やメリットを確認して、自分の環境に合ったものを選んでください。

ケージの種類	特徴・メリット
リクタイル専用ケージ	温度と湿度の調整がしやすく、長期間使用できる頑丈な高機能モデル。
ガラス製ケージ90cmモデル	初めての飼育にぴったりの価格とサイズ感。通気性も良く掃除が簡単です。
DIY木製カスタムケージ	自分好みに設計ができるが、防水加工や湿度管理のための工夫が必要。

通気性が確保されているかを必ず確認しましょう。湿気がこもるとカビや細菌の発生原因となり、フトアゴヒゲトカゲの健康に悪影響を与えます。

また、掃除のしやすさも重要です。底面が平らで、部品の取り外しが簡単なタイプはメンテナンスが楽になります。

たとえば、開閉式のフロントドアが付いたケージは、掃除や餌やりがしやすく初心者におすすめです。

フトアゴヒゲトカゲの健康維持には、正確な温度と湿度管理が不可欠です。デジタル式の温湿度計を使用すると、細かい数値が確認できて便利です。

たとえば、『デジタル温湿度計2in1』は、一つのデバイスで両方を測定できるため初心者におすすめです。

サーモスタットは、ケージ内の温度を一定に保つための重要なアイテムです。たとえば、『プログラマブルサーモスタット』を使えば、昼夜で異なる温度設定が可能です。

設置時には、温度センサーをケージ内のバスキングスポット近くに置くと正確な管理ができます。

冬場の寒さ対策には、セラミックヒーターやヒートマットが便利です。セラミックヒーターは、光を出さずに熱だけを供給するため、夜間でも使用できます。

一方、ヒートマットは床面を温めるのに適しており、寒い地域では併用すると効果的です。

フトアゴヒゲトカゲは、体内でビタミンD3を生成するために紫外線（UVB）が必要です。このビタミンはカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持する役割を果たします。

室内飼育では日光浴ができないため、UVBライトが欠かせません。UVBが不足すると、骨軟化症などの深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。

特に、『レプタイルUVBライト10.0』のような高出力タイプのUVBライトが推奨されています。

設置する際には、フトアゴヒゲトカゲが直接光を浴びられるように高さを調整することが重要です。

バスキングライトは、フトアゴヒゲトカゲが体温を調整するために欠かせない設備です。

ライト下の温度が35～40℃になるように調整し、フトアゴヒゲトカゲが快適に過ごせるようにしましょう。